mamimumeo

Thethirdmemory

1995年11月、Nifty-serve の掲示板 1 ******** 11/04 128

始めに断っておきますが私はオ○ム信者でも俗にいうシンパでもありません。たぶんみなさんと同じような意見(すべての事件はオ○ムの仕業)の持ち主だと思います。

しかし、これからお話することは実際に家であったことで、いまだ信じられないというか、不思議な最近の出来事です。

この事は私の友人(通信をしている本人です)だけにはなんとなく話していました。私はパソコン通信ができませんが、その友人が「オ○ム関連の事ならパソコン通信で結構よく論議されているよ。その事を通信にあげてみようか」と言ってくれたので友人の通信をかりてこの事を話してみようと思い、文にしました。

私は和田と申します。(フルネームはごめんなさい)

最近になって仕事で都内に出てきております。さて、実家の父の祖父(つまりひい爺ちゃん)は一般の私達から見ると実に変わった人でした。

私も詳しくはわかりませんがひい爺ちゃんは中国仙道密教というらしいのをやっていて、私が小さい時にたまに「おもしろいものを見せてあげよう」といって気の力を使って(気功?)窓にかかっている長いカーテンを浮かせて幼い頃、わたしを驚かせ喜ばせてくれました。そのカーテンは今でも家の窓にかかっていますがかなり厚手で長く重いので静電気等などの仕掛けで浮くようなシロモノではありません。それをほぼ床と水平になるまで(60度〜70度くらいかな)浮かせ持ち上げてしまうのです。

そして、不思議なことにひい爺ちゃんの言うことは必ず現実のものとなりました。

たとえば、日本にバブル経済が襲ったときもひい爺ちゃんはその7ヶ月くらい前から「もうすぐこの国のお金はナベの泡のごとく消えてゆくことになる」(その後のバブル崩壊、つまり”泡”という表現まで当たってた事にはさすがの私もたまげました)

日航機の墜落の3ヶ月位前にも「空を飛ぶ乗り物が落ちて、大事になるゾ。それも一度だけではない」(つづいてその後、中華航空機墜落などの大惨事があったのでビックリした)神戸の地震の時もその前の年から「国の西方で大地が揺れ落ちて多くの人に悲しみが襲いかかるから旅には出るな」と言っていたり、米不足のときもその前年から「国が冷え、米がなくなる。1年分位は買いだめしておきなさい」と家族や親戚のものに言っていたり、猛暑での水不足など・・・。

小さなことから大きなことまでいくつかあります。

しかも、ひい爺ちゃんはほとんど睡眠なし(1日平均すると1、2時間睡眠)で生活しており、寝るときも横にならず、座椅子(お年寄りがよく使っているやつ)で動かず目を閉じているだけでした。食事も一日に一度少量しかとりませんでした。このような力はさることながら、100歳以上にもなるのにボケの症状も全くなく、言葉も聞き取れるほどシッカリしており、杖なしで歩けるのには家族共々いつも驚かされていました。

さて、それらは前おきとしてこれから家のひい爺ちゃんから聞いた信じがたい話をします。(いまだに私も半信半疑です)

私は宗教にもさほど興味もなく、よく知りませんが、ひい爺ちゃんの話しによると昔、戦前に大本教というのがあってそこの教祖に”出口オニサブロウ”という人物がいたそうです。話しによるとその出口オニサブロウという方と家のひい爺ちゃんは深い交友関係にあったみたいです。(ひい爺ちゃんはそこの信者ではなかったそうですが、出口オニサブロウと肩を並べてとっているモノクロ写真が実家にあります)

当時、その大本教は世界を支配する組織の事や世界大戦などが起きる事を予言したため国家から激しい弾圧を受け崩壊、教祖たちは投獄へと追い込まれてしまったそうです。

以下、出口オニサブロウの事を私に話してくれたひい爺ちゃんの言葉から断片的にあげると、

「出口はかなりの力を持っている人物じゃった。しかし、イシャ(どうやら世界を支配する大組織?を指している言葉のようです)の力と能力は並大抵のものではない。普通の人間が何千何万と、かかっていっても勝てるような相手ではない。

・・・・・しかし、出口はわしだけにはこう言っておった。

わし(出口オニサブロウ)は多くの民のため世直しをしようと思ったが完全な成功までにはいたらないようである。しかし、そう遠くないうちにわしの意志を実現させてくれる人物が現れるであろう。そのお方は世直しだけでなく、悪に染められた多くの人々の心を正せる偉大なる人物じゃ。わし(出口)はそのお方にお会いできるまで生きてはおれぬだろうが、お前(家のひい爺さんのこと)はそのお方を目にする事になるはずじゃ。と・・・・・」

とうてい私はこの話しを聞いていたとき、まさかこの先にあげるような出来事になるなどと想像すらできなかったし、しなかった。

数ヶ月位前かのある夜。「テレビを見たい」といって(ひい爺ちゃんは今まで何故かテレビや新聞雑誌など全くといっていいほど見なかったのだが...)夕食後の私のいる部屋へひい爺ちゃんがきた。

以下、その時の会話を思いだしてできるだけ再現してみます--(ちなみに祖父の事を小ちゃい爺ちゃん、ひい爺ちゃんの事を大っきい爺ちゃんと家族では呼んでます)

私「今、面白い番組はやってないよ。どこもオ○ムのニュースばかりやってるから、いいの?」

曾爺「・・・・・・・」

しばらくオウム特集のニュースを見ていて....

私「まだやってる。早く、麻○白状すりゃいいのに。幹部たちはもう白状しだしたのにいつまで黙っているつもりなのかね・・・信者も信者だ。まったく!でもほんと、この事件の被害者はかわいそうやね・・・大っきい爺ちゃん」

曾爺「・・・・この人物じゃ」

私「えっ、何が?」

曾爺「・・・・この人物が出口が言っておった人物じゃ!」

私「???!えっ?この人って・・・この麻○のこと・・・これが前に話してくれた出口さんの意志をつぐような偉大な人のこと?」

曾爺「そうじゃ!この人物に間違いない!」

私「?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」(この時ばかりはさすがの私もひい爺ちゃんもついにボケが始まったのか、あるいは頭がおかしくなってしまったのかと真剣に思ってしまった)

私「だって!大っきい爺ちゃん。こいつはサリン事件や殺人事件や国家転覆を企てたテロ集団のうそつき教祖なんだよ!・・・シッカリしてよ。爺ちゃんずっと新聞やニュース見てなかったから知らないんだよ。出口さんの言ってた人物はきっとほかの人だよ。こいつじゃないって!」(と、私はかなり息巻いてました)

曾爺「(目を閉じて)・・・このお方に間違いない。お前にはわからなくて当然じゃ・・・出口もどんなお方か、見たかったに違いない・・・」

と言い残して自分の部屋に戻ってしまった。

わたしはそのニュースの続きを終始隅々まで見て、どこにひい爺ちゃんが言ったようなことが感じられるのか探そうとしたが全くもって理解に苦しむどころかサッパリわからなかった。それからひい爺ちゃんの部屋へ行き・・・・・

私「大っきい爺ちゃん。さっきの話し、どうしてか?どういう事か聞かせてよ」

曾爺「・・・・・・あのお方(麻○の事)には敵、味方の区別すらない。普通の人にはあの人物の内(?)なる真の姿は見えないだろう。ただ心をカラにしてのみ、その光(?)が見れるようになる。・・・・出口もかなりの人物じゃったが、あのお方とは比較にならない。ただ、あのお方のみに確信を持ち、ついていけばよいであろう」

私「ついて行くって!こんな事件を起こして、誰があんな人について行くの!洗脳された信者は別として誰もあんな奴についてなんかいくわけないよ!・・・みんなはほかの宗教や教祖の方がまだマシだっていってるよ。・・・だってあのサリン事件やリンチ殺人の事実は何なの、元信者や幹部といわれている人たちの証言は何なの?新聞やニュースで言われている事はウソだというの?」(と、老人相手に私はまたも息巻いてしまった)

曾爺「今の世・・・・・真とよばれるものは偽であり、偽とよばれるものは真である。すべては壮大なカラクリじゃ、それ以外に真実はない・・・・・どのような学者や知識ある者が考えようが、イシャがこしらえた囲いから抜け出すことは難しい。イシャのカラクリを理解することは不可能に近いじゃろう。真に理解しえている者はあのお方以外に存在しないだろう」

私「・・・?、じゃあ私たちはこれからどうすればいいの?どうなるの?」

曾爺「そう遠くないうちに多くのものたちが、真に気づかされるような大変動がこの世に起きるだろう。それがあのお方を指し示すことになるだろう。そして、必ずや大きな力を見せてくれるに違いない・・・・・・しかし、それまでには多くの惑わせが現れよう。お前も騙されぬよう十分気をつけなさい」

私「???・・・」(このあたりで、もうすでに私は何を信じていいかわからず、唖然としていたように思う)

曾爺「・・・わしは、もうすぐ行かねばならないだろう。出口の言っておったあのお方をこの目で見れただけでも、この長きを生きてきたカイがあったというものじゃ・・・・」

私「行くって?・・・・」

それから3日後、ひい爺ちゃんは亡くなってしまった。

不思議な事に亡くなる時もひい爺ちゃんはいつもの座椅子にかけたまま静かに眠るようにして呼吸が止まっていたのです。

実家にはひい爺ちゃんが大切にするようにといって持っていた「日月ノ神ノ啓示」と書かれた桐箱に入った巻物みたいなのがあり、内容は昔の言葉で表現されているので私にはよくわかりませんが、ひい爺ちゃんによるとすべてのことがそこには記されているのだそうです。

今までのひい爺ちゃんをよく知ってるので私はその言葉がウソとも思えず、なにか不思議なような・・・どうなっているのだろうかという感じです。みなさんもウソだと思うでしょうが、(話している本人が信じられないのだから)家であったひい爺ちゃんと私のあいだの出来事です。